ブログについて
先日、朝のBBC放送で、
「日本のブログではあまり意見交換をしないのですって!」
と、と云うテーマのワールドニュースをやっていました。
「特に政治や宗教のことに関してはタブーで、
そんな類いのブログは有っても、お互いの賛成論を確かめ合うだけの場だ」と。
実にオドロキ、と言わんばかりのリポーターの語りでした。
ブログの発祥は、当然アメリカなんでしょうが、
英語圏の人間にとって、意見を言わないブログって、
意見参加しないミーティングみたいなもンなんでしょうね。
ま、ここには当然、「意見の述べ方の違い」と云う国民差もあるのでしょうが、
確かに、他国のブログに比べると、その傾向は強いように思います。
「良かったですね~」「楽しそうですね~」「お察しいたしますゥ」
みたいなやり取りが多いですものね。
これは、何もブログに限らず、普段の生活でもそうだと思います。
当たらず触らず・・・これは日本人のモットーなんでしょうか。
知人の文化人類学者が(日本人です。東大の先生)、
日本人は国全体で椅子取りゲームをやっているようなものだと話していましたが、
そうかもしれません。
狭い島国に限られた椅子しか置かれていなくて、いったん外国に出たり、
人と違った行動に出たりすると、
たちまち椅子を失ってしまうので、
いつもみんなと同じ歌を歌っていて、
音楽がやんだ時にはいつでも座れる体勢でいなければならない。
30年以上も外国で暮らしていると、
言葉の問題よりも、その言葉を使ってどこまで押していいのか悪いのか、
それが難しくなりますね。
写真は上から: 虫のテント、うち(B&B パインバレー)での結婚式、中国のお金持ちの家に有った恐竜の骨、同じく中国のレストランで出た蓮のお料理、でした。
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