少しパーソナルなお話
この不景気の世の中、どこの世界でも落ち込みやストレスは珍しくないのであって、
さらに誰もが、多かれ少なかれパーソナルな問題を抱えているものだとは思います。
私の生活も、ここ数年、外的変化が多く、
内面がそれに追いつこうにも、なかなか上手く出来ずに居ました。
新しい生活に早く慣れなくては、と云う気持ちは焦燥感になり、
両親との死別や半シングルマザーの日常は、寂寥感とストレスの絶えることがありません。
おまけに更年期の真っただ中で、寝付きの悪さ、眠りの浅さが身体的な疲れにつながります。
ついイライラしたり、すぐにカッときたりというのが続くと、
ああ、これではいけないなと思う訳です。
ブログ友のYさんが、更年期障害としてパニック症を引き起こし、
今だに尾を引いていると云うことを教えて下さったのですが、
私も、少なからずその傾向があるように思います。
Yさんのように重度ではありませんが、今まで特別のんびりした性格だったせいもあって、
パニックすること自体に、自分でハンドル仕切れないものを感じます。
30代の半ばすぎ、最初の結婚が破綻に瀕した時、
アメリカで精神科医にかかったことがあります。
はじめは、街のセラピストにかかったのですが、それではモノ足りず、
博士号を持つスタンフォード大学系の先生に変えたところ、まさに雲泥の差でありました。
かなり切羽詰まった状態にあった私は、その先生の戸を叩くのが毎週待ちきれない程でした。
No.1のお部屋です。バルコニーがあって、とても広々としたスイートになっています。
1年ほどして落ち着いてからは、その先生とのインテレクチャルな駆け引きと言いますか、
彼女を通しての自己探求に夢中になりまして、
結局3年くらい通いました。
何を解決した、悟ったと云うようなものではなくて、
結論が出た訳でもありませんが、
今日の自分があるのは、あの先生のお陰だなぁとつくづく思うのです。
更年期に適したビタミン/サプリを摂り、運動を欠かさないようにして、
できるだけ薬のお世話にはならないようにしています。
夕食時のワインも、お医者様によると本当はあまり良くないそうですが、
毎日ストレスの塊のようになっていると、夕食のときくらい一杯やりたくなるのです。
あまり飲めない私が言うのですから、お笑いですけれど。
これをヤメると、多分夜中に目覚めないですむのでしょうが・・・
ひとつには、こうして文章にして、自覚をはっきりさせ、
人とシェアーしてしまうことでも、ある程度の荷が降りる気がします。
聴いている方は楽しくなかったかもしれませんね。
第2の思春期を迎えている中年だと思って、ガマンしてくださ~い。
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