遭難事件

沈没しました


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先日、お散歩の記事でご紹介したY子さんとD氏ですが(つい2~3軒先のお友だち)、そのお嬢さんの乗った船が、ブラジル沖で沈没してしまいました。

本当に幸いなことに、お嬢さんのMちゃんは無事で、乗員全員がブラジル海軍によって救出されました。

世界から集まった高校最上級生と大学初年生を、帆船で世界一周させて教育しようと言うカナダのプログラムに参加したMちゃんは、長い一年の旅に旅立ったばかりでこの災難に遭遇しました。

帆船は、いきなり強い嵐に遭い、あっという間に横倒しになって、沈み始めたと云うことです。

幸い、学生たちは、しっかりした避難訓練を受けて居り、船が沈む30分の間に全員が救命ボートに乗り込んで、危機一髪のタイミングで最悪の難を逃れました。

しかし、その後、48人の生徒と16人のスタッフは、実に30時間も救助を待って海をさまよったのです。

沈没前に、詳細を打電する時間がなく、自動的なハザードサインだけが発信されただけだったので、救助されるかどうかが誰にも分からなかったようです。

Mちゃんは、もう駄目かと一時は思ったそうで、本当に怖い思いをしたのだと思いますが、既に友情が深まり、救助された今は、もう一度航海に出ても良いと話しているとのことでした。

このプログラムに参加させたご両親は、Mちゃんが精神的にも肉体的にも成長してくれることを願っていた訳ですが、はじめからこんな事件に遭遇するとは夢思わず、願いを超えた厳しい試練となってしまいました。

でも、Mちゃんの感想を聞いて、私はホッとしました。

明日の夜、迎えに行ったお父さんと一時帰国して、今後のことを考えるそうですが、Mちゃんに会えるのがとても楽しみです。


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