英会話教材を製作中
寒い春が続いていたサンフランシスコに、突然の陽気が訪れました。
うちの近くのドロレスパークには、ひなたぼっこを楽しむ人達がいっぱいでした。
珍しく、夜まで暖かい日が2日ほど続いたので、
アイスクリームショップにも長い行列ができていました。
写真は、その陽気が治まった翌朝に撮りましたが、
遥か湾岸に、有名な霧が立ちこめているのが見えます。
公園で、肩にオウムを乗せていたおばさんです。
何回か前のブログで、英会話の教材を作っていると書きましたが、
昨日は、ニュージーランドに居る仕事仲間と、スカイプで打ち合わせをしました。
私たちが製作中の英語教材は、子供の語学習得法を大いに参考にしたものです。
理論で考えない、素直に受け入れる、五感を最大限に使う(時には第六感も)、
そして充分にリラックスした状態で学ぶ。
こういう学習法を促進するプログラムを作成しています。
サンフランシスコの典型的なヴィクトリアン建築。 こういう細くて高く、出窓の有る建物が多いのです。
きっかけは、私がイタリア語を勉強していて出会ったCDでした。
それまでの、ありきたりの初心者用CDではなくて、
面白いイタリア人の日常会話が、普通のスピードで入っているのです。
もちろん、はじめは何を言っているのだか、チンプンカンプンだったのですが、
1週間、1ヶ月と何度も車の中で聴いているうちに、
娘も私も、ほぼ全部理解できるようになってしまったのです。
そして勿論、街中が坂道です。 中には驚くほど急な坂道も有ります。
イタリアには何度か行ったし、クラスを取ったこともあったから、
ある程度の基礎知識が有ったことは確かですが、
それにしても、いかなるイタリア語教材よりも効果的だったのはどうしてだろう?
と、娘も私もハテナマークでした。
結論として: 車の中で半分は運転に集中しながら、楽しんで聴いていたこと、
文法のことなど考えずに、ただ聴くことを繰り返して、リズムごと受け入れてしまったこと、
会話の内容は、リアルな感情の籠ったドラマ性の高いもので、
背後の自然な雑音なども入っていて、聴覚以外に想像力もかき立ててくれたこと、
だから何度聴いても飽きなかったこと、
などだと思うのです。(未だに飽きずに聴いてマス。娘などは、全台詞まる覚え!)
窓からの光を受けとめて、美しく屈折した七色の光を放つ、珍しいアクリルの彫刻です。
こういった条件が、語学学習には最適だと言う信条をもとにして、
感情がたくさん織り込まれた会話スキットと、私たち独自の英語教材を作成しているのです。
昨今よく評価されている「右脳を使った学習」に
「必リラックス」と「感情の刺激」という条件を加えたわけです。
よく言いますよね、楽しく安定した家庭に育った子供の方が学習効率が高いと。
脳は柔らかくリラックス状態でないと、情報をうまくキャッチできないし、
言葉には感情がこもっていないと、想像力をかき立てないし、第一面白くない・・・
そう云うことだと思うのです。
サンフランシスコ・ジャイアンツの球場です。夫のお店のすぐ前に在ります。
私の仲間は、神戸生まれ神戸育ちのトライリンガル・インディアンのシーナさんと
日本の高校で2年間英語を教えた経験のあるキウィのジェニーさん。
3人とも、まったく違ったバックグラウンドの持ち主同士ですが、
このプロジェクトを通して意気投合し、
あれよあれよという間に、楽しい国際色豊かな仲間となりました。
球場前にある夫のお店で、素敵なベッドを見つけました。
この英会話教材を使ったパインバレーでのクラスを
日本からの旅行パッケージにするつもりで居ます。
最高に気持ちの良いベッドで安眠して、美味しいコーヒーと朝ごはんで満足したあと、
緑に囲まれたグラスハウスでの英語の特訓。
ごちゃごちゃ考えているヒマなんて無いくらいのペースで進みますよー。
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