とりとめなく

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シンバ、おはよう、とデッキのドアを開けると、待ってましたとばかりに家の中に押し入ろうとするシンバ君。
どうしても自分がデッキ住まいを強いられることが納得できないご様子。
ブルーな血筋のDNAなのか、ときどき、彼はファームドッグには向かないのではないかと、首を傾げたくなることがあります。
例えば、雨の日。
退屈で可哀想に思い、小雨の中を散歩に連れ出そうとすると、「え~、この雨の中を~?」という顔で私を見上げます。
それじゃあ、ということでやむのを待って連れ出そうとすると、濡れた芝生の上を歩くのがイヤらしく、出した足がなかなか降りないのです。
まるで、ハイヒールを履いたご婦人のよう。
まぁ、アフリカのサバンナでは雨が降らないのかもしれませんが・・・



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今朝は、白い曇り空。
2日ほど前、朝のBBC放送を車の中で聞いていると、1978年、アメリカの宗教団体の集団自殺/毒殺事件が起こったのは、11月の今日だ!というドキュメントスタイルの番組がかかっていました。
日本ではあまり取り上げられなかったかもしれませんが、何百人という信者たちがアメリカから移り住んだ先で死亡した大きな事件でした。
その事件のことなど、これまでほとんど思い起こすこともなかったのですが、番組を聞いているとその頃のことが彷彿と脳裏に浮かび上がり、走っているニュージーランドの緑の牧草地の景色とは似ても似つかない70年代のアメリカが、走馬灯のように頭の中をぐるぐるし始めました。
今から思えば、その宗教団体の本拠地は私の住んでいたサンフランシスコであり、その頃は毎日このニュースで持ち切りだったのでしょうが、何分にも留学生活を始めたばかりの頃のこと。
私の頭の中は、ちょうど今朝の白い曇り空のように、もや~としていたのでしょう。
それとも、そんな事件になど、とても興味を持ち得ないほど、若い毎日が楽しかったのか。
この頃、あんなにウンザリしてしまったアメリカ生活も、実は私の青春だったんだなと思えるようになってきました。
不思議です、本当に・・・・・