Good Old Saturday
土曜日だから、
いつもよりは少し遅く起きて、
スコーンを焼いて、
コーヒーを湧かす。
夫が帰っているので、半分は彼がしてくれるから
気分的にはのんびりできる。
今日は朝から娘のバイオリンのレッスンがあるので
久しぶりに夫婦そろって先生の家へ。
美しい先生にバイオリンを習う娘。
５年も習っているので、それなりの音が出せるようになり、
先生とのデュエットを聴くのはそう苦痛ではない。
夫の方を見ると、心地良げにソファに沈み込み、
満足そうに頬を緩ませて聴き入っている。
お天気の良い土曜日には、必ずと言っていいほど出かけるファーマーズマーケット。
籠に並ぶ商品は、もう秋の作物になっている。
それから、必ず立ち寄る「赤い納屋」骨董店。
骨董と云うよりはジャンクに近いけれど、このサビがお気に入り。
いったい誰がこんなものを買って、何に使うのかと頭をかしげるようなものもある。
夫が工具店で何やら道具に見入っている間、
私と娘はクラフトショップに毛糸を買いに行く。
娘はショーウィンドウのマネキンが着ているドレスを見て
"What a cool dress!!" を連発。
たくさんのバービーが手編みのピンクのドレスに縫い付けられていて、
よく見ると、手や足や顔がバラバラに付けられているところもある。
確かに、「クール」と云えばそうかもしれない。
家に帰ってくると、お隣りの白いクジャクが珍しく小屋から出ていて、
ニワトリとずいぶん仲睦まじげ。
女王様が平民とお話ししているみたい！、と娘。
先日のＭちゃんの遭難事件があってから、
こんな何でもない一日が百倍ほども有り難く思える。
そして、これが私の今日の戦勝品。
むやみに気に入っている。
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