せちがらい世の中

せちがらい世の中になりました/ Penny Pinching Airlines




ジトジト雨ばかりのニュージーランドの冬から脱出を計り、

夫と一緒にアメリカに戻ろうとしたのですが、

なんと、別々の飛行機に乗せられてしまったんですよね。

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間際まで仕事をしていたので、直行便とはいえナイトフライトは辛い。

夫より一足先に、娘と二人、ほうほうの体で家までたどり着きました。









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機内では眠ってしまって、いつも朝食を食べない娘。

家に着いたとたんにお腹がすいたと言うのですが、

すっかり男所帯になってしまったこの家にはロクなものがありません。

仕方がない、ラーメンでも作るか。









結局そのあと直ぐに日本街に直行。食料を供給してきました。
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夫は、間違って、同じ日でも違う便の航空券を買ってしまったのです。

よく飛んでいる私たちは、3人ともエア・ニュージーのゴールド会員だから、

きっと一緒に乗せてくれるでしょー、なんてタカをくくっていた私でしたが、

「では、USドルで700ドルお支払いいただきます」と言われてビックリ。









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せちがらい世の中になりましたね~~、家族でも一緒に乗れないんですか?

ちょっと前までは、そのくらいの融通は効かせてくれたものでした。

どこかの有名人のように無理なアップグレードを要求している訳ではないのです。
(そう云う有名人のブラックリストが各エアラインにあるそうです。)









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学生の頃から帰省と言えば飛行機のお世話になっていた私。

仕事をはじめてからも、あちこちよく飛びました。

その頃には、ファーストクラスに乗る方法というのがあったんですよ。

かなり遅れてギリギリになってチェックインするのですが、

国際的なきちっとした身なりをして、喘息持ちだの、脚が痛いだのと言うと、

乗せてくれたんですね、ファーストに。

まだビジネスクラスというものが無い時代だったかな。

古い話しでスミマセン。









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利益を出すのが非常に困難な今は、どのエアラインもマイクロマネージメントとやらで、

コンピューターに効率管理をさせていますから、人間様は奴隷です。

融通を利かせるなんて勝手なことは許されません。









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どうせ乗ってしまえば映画に夢中になってしまう夫は、

私たちの隣りに座るだけで700ドル払わされるなんてまっぴら、

ということで、あとの便にお乗りになりました。

流石にお気の毒だと思ったのか、チケットカウンターの男性は、

「ロイヤルファミリーは、皆さん別々の機にお乗りになりますからね。」

だってさ。




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B&B パインバレー


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