私の散歩道
シンバ、おはよう。
まずは、シンバにジェントルリーダーと云うリードをつけます。
このリードだと、シンバの顔の向きを簡単に変えられるので、彼が標的に向かってダッシュすることがありません。
シンバは猟犬なので、鳥や動物などにはどうしても反応してしまいますが、
私より体重の有る彼にダッシュされては、私はひとたまりもありません。
ゲートを出ると、右に曲がります。
この道は、1キロ足らずで終わりになるので、往復するのにはちょうど良い距離です。
パインバレーと云うくらいですから、右手のような鬱蒼とした松林も点在します。
おはよう、サム。
ご近所の山羊さんです。
この辺りでは、ゲートの外に長い鎖で山羊を繋いでいる家が多く、
山羊は、届く範囲の草を全部食べますから、いつも門口がきれいに刈り込まれると云う具合です。
こちらは、Y子さんとD氏のお宅。
そうなんです、ご近所に日本人の奥様とキウィ(ニュージーランド人)のご主人のご家族が居られます。
私達には、まだ分からないことが多いので、色々教えて頂いて本当に助かっています。
こちらのお家はずっと奥にあるようです。
馬を飼っている家も少なくありません。
牛も居ます。
こちらは、春に生まれた子牛です。
ずいぶん大きくなりました。
もちろん、羊も居ます。
これは顔の黒い羊で、毛の質が良くて、病気になりにくいので、少しお高いそうです。
こちらのお家は、売りに出ていますね。
どなたか、いかがでしょうか?
この道は、つい最近舗装されました。
写真でははっきりと分かりませんが、上り坂になるあたりから砂利道です。
登り詰めますと、わずかに見える海の方を見渡します。
今日は、まだモヤがかかっていて、はっきりとは見えませんね。
シンバは、ハァハァ言いながらそばに座り、私がここで一息つくのを待っていてくれます。
毎朝、こうしてシンバと私の絆は深まって行きます。
考えてみると、彼は娘と同じく、私達の養子。
日本人、アメリカ人、中国人の家族に加わった、ジンバブエ産の養子です。
そして、もと来た道を引き返します。
ただ今帰りました。
これから、日曜日の朝食を作ります。
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