クリスマスの準備
あの干ばつはどこへやら?
あれから毎日、実に毎日、雨に降られています。
せっかくアメリカからクラリスが到着したのに、
どこへも行けないで居るんですよ。
でも、文句は言えません、恵みの雨ですから。
そこで、アンがクリスマスの準備を、子供たちに手伝わせてくれました。
イギリスからの風習なのでしょうか、こちらではフルーツミンスクッキーを焼きます。
バターリッチなドウを星型に抜いて、小さなミンスパイの上に飾ります。
二人とも、なかなか集中力がありまして、
ドライフルーツのミンスをアーモンドと混ぜるところから始めて、
ドウを型に敷き、ミンスをつめて、星型のトップドウを載せるところまで、
全部自分たちでやってのけました。
なかなかの出来映えです。
たくさん焼きましたから、
冷ましたら缶に入れて、クリスマスまで保存します。
アンはお得意のフルーツケーキを焼きました。
とても重いケーキで、ドライフルーツとブランデーがたっぷりと入っています。
今度、ファミリーレシピをいただくことになっています。
クリスマス音楽をかけて、フルーツケーキやクッキーを焼きながら、
アンが子供の頃のクリスマスのお話を聞くのが楽しくて、
子供たちもまたこの日のことを、
メモリーに焼き付けて行くのだろうなと思いました。
子供たちは、昨年亡くなったアンのお母さんが大好きだったクリスマスソングを、
夜更けまで歌いながら大騒ぎしていました。
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