夏の終わりに/ At the End of Summer
ニュージーランドに戻った翌日から娘の学校が始まり、
日本の夢から急に覚めて、現実に突入という感じでした。
しばらくは新学年のごたごたに追われ、パインバレーのお客様もあって、
まったく忙しいことでした。
ブログもすっかりさぼってしまって、今年のスタートはびりっかすですね。
そうこうしている間にも、ニュージーランドの夏はどんどん終わりに近づいてきています。
夏の盛りに、たくさんのモナーク蝶のさなぎが庭のあちこちにぶら下がっていましたが、
ついに誕生の時が来たようです。
出てきてしばらくは、羽を整えるのに時間がかかって、飛べないようですね。
古巣になったさなぎの殻に、名残惜しそうにつかまっています。
ほら、こちらにも。
木漏れ陽の下で、飛び立つ用意に余念がありません。
キウィの葉の裏に、今にも殻が破れそうなさなぎを見つけました。
右上のグリーンのさなぎは、まだ準備の出来ていないさなぎですが、
黒い方には、既にモナーク蝶の美しい羽の模様が浮き出ています。
アップにしてみましたが、見えるかしら、羽の模様?
無事にさなぎから出て、羽を伸ばして、まわりを確認しても、
飛べるようになるには丸一日くらいかかるようですね。
観ていると、ゆっくりと羽を広げたり閉じたりしながら、足場を確かめて、
この世に目覚めたことを噛みしめているような感じでした。
少し触っても怖がらないし、いつまで観ていても飽きませんでした。
さて、パインバレーでは、今月、「和風アフタヌーンティー」なる会を開きます。
手まり寿司のような一口サイズのお寿司と、和菓子の会です。
新しい企画なので、ドキドキものです。
上手く行けば、毎月、嗜好を変えて試してみたいと思っています。
さぁて、モナーク蝶のように羽ばたけますかどうか・・・
***