旅先で思うこと
夫は明日の朝早くにサンフランシスコへ帰ってしまうので、
私はこの街にひとり取り残されることになります。
友人は急用が出来て、別の街へ行ってしまい、
建てかけの家では不便なので、夫と見つけたB&Bにそのまま残ることにしました。
昨日、夫が買った椅子。 こちらは1940年頃のもの、2枚目は1800年代のものです。 もちろん修復済み
娘は別のところでキャンプ生活をしているし、
一人で知らない街で一週間以上も過ごすというのは、これが初めてかも知れません。
あえて言えば、19の時にひと夏バークレーで過ごした経験がありますが、
あの時は子供だったからすぐに友達も出来たし、学校にも行っていたし、
かなり違いますよね。
仕事で2~3日出張したことも何度かありますが、出先では仕事相手が居た訳だし、
それともちょっと違う。
もともと人恋しい方なので、良い経験なのかも知れません、こういうの。
人恋しいからと云って、人と「つるむ」のは嫌いで、
学生の時からどんなグループにも属していませんでした。
どんな人とも個人的に付き合うのが好きで、グループになって行動したことがありません。
日本ではあまり良しとされない性格ですね、考えてみると。
独立しているようで独立していない自分。
この際、じっくり考えてみるのもいいかもしれません。
家に居る時は、雑事や家事の合間にいろいろなことを考えます。
洗濯をしながら昨年亡くなった継母のことを想ったり、
そのあとお掃除しながら自分の今後の人生について哲学的な思いを馳せたり、
いろいろ深いことを考え初めても、いつも電話が鳴ったり、
娘に呼ばれたりして、断片的な思考に留まってしまいます。
じっくり最後まで考えることなく、
常に煩雑な何かに呼び起こされて今日まで結論を出せずに来た、
というような感じさえする「行き当たりばったり」人生でした。
人生に結論なんて期待していませんが、
この辺でちょっと追求してみようかなと、
アクマデも「かな?」と思っている次第です。
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